「Life is dramaticな風景 」参加者募集
もしも数億円の宝くじが当たったら?もしも明日がこの世の最後の日だったら?あなたはどこで、誰と、どんなことをして過ごすでしょうか?
事前に質問票に回答し,その内容をもとにシーンを共に制作しながら、参加者自身が演じ、再現します。
このプロジェクトは当事者自身が思い描く物語を表現し、演じることで、エンパワ−メントを獲得していくプロジェクトです。
語りづらさや生きづらさを抱えた人たちは「ある程度のパフォーマンスを促進することで自己表現を行い新たな意味づけを発見することができる」(佐々木,2018)というこれまでの知見をヒントに、がん患者特有の生きづらさや喪失に対して、別様の役を演じることで、当事者に課せられている役割をずらし、自由に表現できるようになります。その解放が自己回復のきっかけややエンパワーメント獲得につながると考えています。
これまでの参加例:
子供とあこがれのニューヨークに住んでいいます。
なかなか捕まらない、イエローキャブをとめようとしているシーンです。
”ヘイタクシー!と子供と二人で手を上げながら何度も叫びました。頭ではニューヨークの雑踏に立っていました。背景の街の風景もイメージするものが描けました。全身であこがれの世界に向き合った一連の体験をした今、将来にたくさん不安を覚えますが、なんだか気分は晴れ晴れして前向きに日々を送っています。大きな転換点となりました。本当に行ける日がくるまで、息子と頑張ります。”